プロテニス選手 左利きの人は多いのか!?

錦織圭選手や大坂なおみ選手らの活躍によって、より身近となったプロテニス。
特に大坂なおみ選手は、2019年の全豪オープン女子シングルスで優勝を果たし世界女王の座につきました。大坂選手は前年の全米オープンに続き、4大大会に連続で優勝したことになります。

大坂選手の全豪オープン決勝の相手はチェコのクビドバ選手でした。このクビドバ選手は左利きということから、大坂選手は決勝前日に左利きの地元選手を、仮想クビドバ選手に仕立てて練習を行いました。左利きの選手と右利き選手では球筋が異なるようで、特にサーブにその傾向が強いといわれています。そのため、左利き選手用の対策が必要になるのです。

ところで大坂選手とクビトバ選手との熱戦を見て、左利きのプロテニス選手はどの位いるのか疑問に感じた人も少なくありません。
2018年7月16日付けの男子ATPランキングのデータを見てみると、ランキング上位100選手のうち左利きの選手は13人でした。一方、同じ日付の女子WTAランキング上位100選手のうち左利きの選手は8人でした。つまり男女合わせてランキング上位200人のうち、左利きの選手は21人と、ほぼ10人に1人の割合です。

世界における左利きの人の割合は、約10%といわれています。つまりプロテニスの上位選手には、左利きの人が特別多くいるわけでないことが分かります。

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